あまり車に詳しくない方であれば、自動車のエンジンがかかるのは当然のことだと認識しているため、ある日突然エンジンがかけられなくなるとパニックを起こしてしまいます。
現代の自動車は電気装備の塊(かたまり)なので、エンジンをかけるのにもバッテリーの電気が必要です。
そんなバッテリーあがりのトラブルに遭遇してしまった場合の対処方と実際にかかる費用について解説していきます!
☆自動車のバッテリーとは?☆
先ほども触れましたが、自動車は電気装備の塊です。主に電気を使う装備をあげていくと、
・エンジンを始動するためにセルスターターモーターを回す
・コンピューターで自動車の各種制御を行う
・カーナビゲーションやオーディオを作動させる
・エアコンを作動させる
・ヘッドライトを点灯させる
・ワイパーを作動させる
などなど、まだまだありますが、自動車はバッテリーから供給される電気がないと動きません!
そう!バッテリーとは、自動車の電気装備を動かすために必要な電気を供給する電池みたいなものです。
☆なぜバッテリーあがりを起こすのか?☆
自動車はエンジンさえかかっていれば、オルタネーターと呼ばれる発電機からバッテリーへ電気が送られて充電するために、バッテリーの電気が枯渇することはありません。
しかし、バッテリーは自然放電しますし、自動車はエンジンがかかっていない状態でも多少の電気を消耗するため、あまり走っていなかったりエンジンをかけない状態が続くと充電が切れてバッテリーあがりを起こします。
また、バッテリーには寿命があって、古くなってしまったバッテリーは充電性能が劣化するために、今まで通りに使っていてもバッテリー上がりを起こしてしまします。
そして、古くなってしまったバッテリーは交換する必要があります。
バッテリーの寿命についてはこちら
☆バッテリーがあがってしまった時の対処法☆
①JAFや任意保険にセットされている各種ロードサービスをつかう。
これが一番確実で安全です。それぞれのサービスに加入していれば無料でエンジン始動(エンジンをかけてくれる)をしてくれるところがほとんどです。
ただ、エンジンをかけてくれても、バッテリー上がりを起こすほどに劣化したバッテリーは交換の必要がありますので、できればそのまま交換しに行きましょう。
②新しいバッテリーを買ってきて交換する。
自動車のバッテリー交換自体は、かなり作業難易度が低いため、多少の工具が扱える方なら簡単に交換できてしまいます。外したバッテリーも購入店で引き取ってもらえるため、無事に交換作業を終えればなんてことはありません。
ただし、交換の仕方によってはカーナビや自動車に記憶されたデータが失われますので注意も必要です。
③他の車にブースターケーブルを繋いでジャンピングでエンジン始動する。
これも多少の知識が必要ですが、ブースターケーブルには説明書が付いていますので、手順を間違えなければ問題ありません。ただ、自動車の電圧は危険ですので、自信がなければあまり触らない方がいいです。ケガにもつながりますので。
この場合も、一度上がってしまったバッテリーは交換しておいた方がいいと思います。
☆修理代や費用は?☆
各種レッカーサービスに加入していれば、まず無料で救援サービスが受けられます。
加入していない状態で呼ぶと例えばJAFですと12,880円~14,940円の料金がかかります。
バッテリー交換に関しては、自動車ごとにサイズが違うので一概に言えませんが、目安として4,000円~20,000円ほどで新品のバッテリーに交換できます。
ちなみにブースターケーブルはカー用品店で2,000円~3,000円で購入できます。
万が一に備えてトランクに積んでおいてもいいでしょう。
☆まとめ☆
救援サービスを受ける場合、非会員ですとそこそこの金額がかかってしまいます。今一度保険や車に関する各種契約を見直してみましょう!
自身で作業される場合には、ケガに注意!
自動車の電気を甘くみると大けがします...エンジンルームは動く部品も多くて危険ですので。
この記事へのコメント